会社のこと
上の自己紹介でも書いたとおり、私は超ど田舎に住むシステムエンジニアです。
今日は、その超ど田舎にあるWebシステムの制作会社はどんなところなのかを
紹介したいと思います。
社員は50人にも満たない会社です。
Webシステムの開発を行う部門と、Webページのデザインを行う部門に別れています。
私がいるのは「Webシステムの開発を行う部門」です。
他にも、営業とか経理とかいますが。
システム開発を行う部門は、
「部長」-「課長」-「その他社員」で構成されています。
本来は今まで、「パワハラ上司」と書いていたのは「課長」です。
「その上の上司」は「部長」です。
その上には、社長と会長がいます。
ただし、社長は主に営業をやっていて、会長は何をしているのかよく知りません。
で、普通だったら偉さは「部長」>「課長」なのですが、
当社はなぜか「課長」>「部長」です。
対外的には「部長」>「課長」でも、社内的には「課長」>「部長」なのです。
なので、何をするにも、「課長」がOKを出さないと動きません。
部門間の話であっても、部長ではなく課長を通さないと話が進みません。
それどころか、システム開発の部門が直接関わらないことであっても、
課長にお伺いを立てる必要があります。
そのため、課長のもとには、色んな人が常にお伺いを立てに来て、
そのたびに怒られるのを、私達開発部門の人間が目撃することが多いです。
課長の特徴は
- 基本的に自分の意向に沿った動きをしないものは制裁発動
- 自分の部下のミスで、他の人に怒られたら「何で俺が怒られなきゃならんのだ」といって、原因を作った部下を問い詰める
- 制裁時はかなり大きな声を出して、きつい言葉で怒鳴る。
そのため、聞いてる女性社員が怖いと感じることが多くある。 - お気に入りの人には、ほぼ怒らない。
特に技術的なエースと呼ばれる人には、自分が何か分からないとき聞かなければならないので、怒らない。
お気に入りの女性にも怒らない。 - 逆に気に入らないやつは、男女を問わず徹底的に責める
- 些細なミスでも、多くの人に晒す
多くの人の前で怒鳴るか、多くの人が見ているチャットに書き込む
たまに、そのチャットのグループに入っていない人のミスも書き込む
(本人に直接注意はしない)
対応の悪い他社の人をネットで検索して、プロフィールとかも書き込んだことがある - 他人のミスには非常に厳しいが、自分のミスにはとても甘い
課長が作るプログラムは、たまに正常系の動作ですら動かないことがある。
作ったプログラムを他の人に公開する前に、普通ならセルフテストをするはずだが、
セルフテストをしたのかすら怪しいレベル - 女性社員(特にお気に入りの人)が仕事上で困るとすぐにレスキューに行くが、
多くの場合、レスキューに失敗し部下(私達)が呼ばれる。 - 基本的に女好き。女性の輪の中心にいないと機嫌が悪くなる
- 自慢は、かつて大企業にいたこと
事あるごとに「○○ではこういうやり方だった」と言っている。
そんなに○○がよかったのなら、○○に帰れ!と私は思っている。
ちなみに、私は○○は田舎にしては大きな組織だとは思うが、大企業ではないと思っている。 - 気分の浮き沈みは激しい
- 口癖は「めんどくせー」、「暑い」、「寒い」、「だるい」。
夏は暑いのでエアコンの温度を19℃(設定できる下限)、強に設定する。
冬は寒いので、自分専用の足元を暖めるヒーターを持ち込んでいる。 - キレるポイントが分からない
といったところでしょうか。
他にもいろいろありますがこんな感じの人です。
まとめきれてなくて、申し訳ないのですが。
この人と、会社にいる間は同じ空間で過ごします。
建物の関係で、開発部門だけ他の部門とは隔離されているので、
パワハラがはかどる環境になっています。(目撃者が限定される。)
お気に入りの女性にはあまり、キレてるところを見せなくてもよいのです。
部屋の空気ですか・・・、よどんでますよ。
と書くと、部長は何をしているのかとなるのですが、
課長の行き過ぎた行動の苦情が、部長に寄せられるので、
折を見て注意しているそうです。
あと、社内的には「課長」>「部長」なのですが、決済権は部長にあるので、
最終的には部長がいろいろと調整というか尻ぬぐいというかをしている感じです。
ちなみに、こんな課長でも社長には表面的には逆らえません。
裏では、めちゃくちゃ文句言ってますけど。
そんなパワハラ体質の人が1人でもいると、勘違いして、
後輩をパワハラ気味に指導しないとだめだと思っている人がいます。
なので、特に新卒・若い人の定着率が低いです。
過去3年以内の新卒入社の人は誰もいないみたいです。
若い人も一時大量に抜けたそうです。
そのため、高齢化社会になっています。
給料は激安です。
私のような、技術もたいしてない中途採用者だと、
額面で都内の新卒の初任給にも届きません。
昇給は1年に1回あるのですが、その幅が50円とかって聞きました。
それでも、一応時間外手当は出るのですが、その金額が千円を切ります。
時間外手当なので、割増賃金のはずなのですが・・・。
都内の飲食のバイトの人のほうが時給がもっと高いはずです。
でも、正社員だからボーナスあるんでしょ・・・となると、
ありますよ。そりゃ。
でも、たかが知れています。
国会議員のボーナスの1/10にもなりません。
なので、年収全部入れても、国会議員の夏のボーナスより少し安い程度になります。
というと、田舎なんだから生活費安いからなんとかなるでしょって絶対に言われるのですが、
決してそんな事はありません。
ど田舎すぎて、公共交通機関では生活ができません。
なので、車は必須です。
これには、税金、維持費、ガソリン代など結構かかります。
あと、物価が安いでしょ・・・とかもありません。
店同士の競争があまりないので、何も安くはありません。
そのうえ田舎なので、品数が少ないです。
本屋もあることはあるのですが、欲しい本はありません。
欲しいものはネットで買うか、車で数時間かけて都会に出て買うかのいずれかです。
これが田舎の現実です。
ということもあり、独身の人はほぼ実家暮らしです。
私も例外ではありません。
そして、そのことが家にいてもストレスを抱える原因になるのです。